同期電動機の始動方法5種:具体的イメージで把握すれば合格点!

同期電動機は、で回転・動作する必要があるものに用いられ、で、始動中の主電動機負荷が場合にのみ用いられます。で用いられるような負荷に同期発電機を用いてしまうと、が起きて、停止してしまいます。停止してしまうと、下記のような始動方法を用いていちいち再始動する必要があり、実用的ではありませんから。

1.自己始動法

の表面にを施して、誘導電動機と同様に始動させる方式です。徐々に加速させ、回転子の速度が以上になったら、同期電動機のを励磁し、交流電源に接続します。誘導電動機と同様の始動方法となりますので、その辺りの知識を確認するには下記のリンクより、ご確認ください。
1.直入れ始動(全電圧始動) 三相誘導電動機を始動する際、電動機を直接電源に接続して始動する方式です。通常は、下図1のように...
一般的には、滑りが以内の周波数になったら励磁します。加速によって、逆ににはが誘起されてしまうので、を挿入し、励磁の際には回路を切り替えます。

2.始動電動機法

や直流電動機を始動電動機を、同期電動機にさせて始動させる方法です。始動後は、を同期電動機から切り離します。
誘導電動機よりも同期電動機の極程度選定します。
まず、始動電動機を始動させ、この回転数がになったら、始動電動機への電源をし、同期電動機のします。

3.同期始動法

を始動電動機として用いる始動方法です。同期電動機とし、の回転子を励磁し、徐々に加速させます。に近づいらたら、を印加して始動します。

4.低周波始動法

始動用電源として、電源を使用する始動方法です。低周波数(低回転)の方が、もちろん同期しやすいので、定格周波数のの周波数でして、その後 、まで周波数を上昇させてから、主電源に同期投入します。
同期始動法と違いが分かりにくいですが、同期始動法は電気的に接続された同期発電機によって「最初から同期されている」点が、異なります。

5.サイリスタ始動法

の同期電動機にあらかじめ、を与えながら、からの信号を得て、回転子の磁極位置に対応した0~迄の変化する交流を、の交流電源からサイリスタ変換器によって作って印加し、徐々に加速します。
電動機のによって、サイリスタのを十分に行えるようになると、に移行して速度上昇します。

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