よく見る架空電線。知らなきゃ不合格:電験3種【法規】合格の為の必修5ポイント

架空電線の高さのきまり

日々の生活でよく見る電柱と、そこに渡されている電線。この「電線」を架空電線と言います。無電柱化(地中電線化)が叫ばれるようになって久しいですね。しかし、ロンドンや香港、シンガポールで無電柱化100%を達成する都市がある中で、東京23区はわずか8%程度と言われています。日本に多数ある架空電線には様々な決まりが存在します。

もちろん危険なので、架空電線、架空電力保安通信線及び架空電車線は、( ① )又は( ② )による( ③ )の虞がなく、かつ( ④ )に支障を及ぼす虞が無い高さに施設しなければならないと電技に定められています。

  接触

  誘導作用

  感電

  交通

高さは下記の表の値以上でなければなりません。

高圧架空電線低圧架空電線
道路を横断( ⑤ )( ⑥ )
鉄道又は軌道を横断( ⑦ )( ⑧ )
横断歩道橋上( ⑨ )( ⑩ )
上記以外( ⑪ )( ⑫ )

※詳細は電技解釈第68条をご確認いただけると良いでしょう。

  問5:路面上6m

  問6:路面上6m

  問7:レール面上5.5m

  問8:レール面上5.5m

  問9 :歩道橋の路面上3.5m

  問10:歩道橋の路面上3m

  問11:地表上5m

  問12:地表上4m

架空引込線の高さのきまり

高さは下記の表の値以上でなければなりません。

高圧架空引込線低圧架空引込線
道路を横断( ⑬ )( ⑭ )
鉄道又は軌道を横断( ⑮ )( ⑯ )
横断歩道橋上( ⑰ )( ⑱ )
上記以外( ⑲ )( ⑳ )

なお、高圧架空引込電線がケーブル以外のものである場合、その電線の( ㉑ )に危険である旨の表示をする場合には( ㉒ )m以上とすることができます。

  問13:路面上3.5m

  問14:路面上3m

  問15:路面上5.5m

  問16:路面上5.5m

  問17:路面上3.5m

  問18:路面上3m

  問19:路面上5m

  問20:路面上4m

  問21:下方

  問22:地表上3.5

支持物のきまり

「支持物」と言うと難しい感じがしますが、まあ「電柱」とか「鉄塔」です。イメージがつけば分かりやすいですね。さて、この架空電線路の支持物は感電の虞がないように、取扱者以外の者が容易に昇降できないように適切な措置をとらねばなりません。

まず原則として昇降に使用する足場金具等を敷設する場合には地表上( ㉓ )以上でなければなりません。ただし、下記の場合はこの限りではありません。

  • 足場金具等が( ㉔ )である場合
  • 支持物に( ㉕ )を施設する場合
  • 支持物の周囲に( ㉖ )を施設する場合

  1.8m

  内部に格納できる構造

  昇塔防止のための装置

  さく、へい等

確認問題

後日追記予定

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