もくじ
接地の目的
次の2つの目的がある。1.の対地電圧のを抑制すること。の事故時などに線路や機器のを低減することが大切である。
2.リレーをに動作させること。事故範囲を化することが系統安定度、保安の確保の為には重要である。
1.直接接地方式
kV以上の送電線路で用いられる。メリットとしては、事故時のがほとんどないことである。機器のを低減することができる。また、一線地絡電流がく、保護継電器がに動作できる。一方で、一線地絡電流によってが著しいこと、地絡故障に対するが低いこと、地絡電流が以上となってしまうことが挙げられる。
本方式を採用する場合には、sec以内の方式を採用する他、の容量選定に注意が必要である。
2.接地方式
対策の観点から Ωの抵抗を介して接地する方式である。110kV、kV系統はとし、kV系統は低抵抗接地とすることが多い。抵抗値を大きくするとと同様になり、が発生する虞があることに注意し、事故時の電圧上昇を通常時の倍程度以下とすることが求められる。
3.消弧リアクトル接地方式
kV系統のの高い系統に用いられる。日本国内では四国電力での採用がある程度で、多くはない。送電線のとする()と呼ばれるリアクトルを介して接地する。一線地絡時のをリアクトルによるで打ち消し、をさせられ、せずに故障回復ができる。故障電流がい為、が軽減でき他、が向上するというメリットがある。一方で、不足により、が生じ、を起こして、異常電圧上昇を引き起こしてしまう為、注意が必要である。また、時には、リアクトルとにを挿入し、地絡電流を流してを動作させる必要がある他、が高いなどのデメリットもある。
4.接地方式
一般的な高圧需要家が当てはまる系統である。kV以下やkVの配電系統に採用される。が小さい為、も軽減できるが、の対地電圧上昇が大きくなってしまう。地絡保護をする為には、高圧需要家側でZPC()と、ZCT()を組み合わせることになる。特高設備においてはZPCではなく()を設置することができる。